dadanosukeのブログ

季節の覚書

またタンポポかと思ったら…

 いつものようにタンポポがたくさん咲いている小道を歩いていたら、黄色い花が群生している一角がありました。「さすがタンポポは生命力が強いなあ」と思って通り過ぎようとしたところ、タンポポではないことに気づき、立ち止まりました。 


 ぎざぎざの葉っぱはないし、茎も細い。花自体もタンポポほど厚みがなく、弱い風でもゆらゆらと揺れていました。タンポポのようなたくましさは感じませんでしたが、タンポポにはないみずみずしさを漂わせていました。


 周りの草花との相性は、タンポポより、このたよりなくも美しい黄色い花の方がいいように感じました。人間の勝手な感想ですから、自然の中での相性はどうだか分かりませんが…。

タンポポさらに続編




 最近は道ばたの草花をながめながら歩くことが増えました。特にタンポポがあると、つい目がいってしまいます。別に見てはいけないわけではないのですが、たくさんあるので、歩くペースがどんどん遅くなってしまうのです。


 それでも、先日はもっとゆっくり見てみたいと思うタンポポに出会いました。葉っぱや花の形はどう見てもタンポポ。隣には綿毛もあります。ただ色が黄色くなくて、白い。物知りの小学生の息子によると、これは「シロバナタンポポ」というそうです。


 近くの小道で見るタンポポは黄色が100本あるとすると、白は1、2本ぐらいの割合でしょうか。1本ずつ見比べると、黄色の方がきれいな気がしますが、たくさん咲き乱れる黄色のタンポポのわきにぽつんと咲いている白いタンポポを見つけると、どこか地味でも応援したくなります。













桜の緑と空の青


 桜の花が散って、葉っぱの緑がきれいな季節になりました。 いい天気だったので、ゆっくり桜の木のそばを歩いていると、 日の光で葉っぱが透き通ったように見えました。


 立ち止まって見上げてみると、葉っぱが重なったところは影が濃くなるので、重なり具合によってグラデーションのように変化していました。

 葉っぱの向こうに見える空の青がすがすがしく、透き通った明るい音楽を聴いたような気分にさせてくれました。のびをしながらしばらく見たあと、桜の緑と空の青に感謝し、また歩き出しました。