dadanosukeのブログ

季節の覚書

ちょっと不思議な輝く植え込みを発見!

季節は少しさかのぼりますが、まだ梅雨開けのころ、雨上がりに近所を歩いていたら、交差点の歩道わきの植え込みにキラキラと光るものを見つけました。ちょっと薄い氷のようにも見えますが、蒸し暑い季節にそんなわけはありません。


近くに寄ってじっくり見ると、雨粒がたくさん集まって光っていました。どうやら少し前まで降っていた雨の粒が蜘蛛の巣にひっかかり、雲の合間から出てきた太陽に照らされてキラキラと輝いていたようです。ざっと見ただけでも10個以上ありました。


ここ2、3年、何度も何度も通っていた交差点でしたが、それまで植え込みの表面の蜘蛛の巣に気付いたことはありませんでした。雨上がりの太陽の下、まるであぶり出しのように浮き出てきた水滴のお皿を見て、思いがけず楽しい気持ちになりました。巣を作ってくれた蜘蛛、水滴をつけてくれた雨、きらきらと輝かせてくれた太陽に感謝し、帰ってきました。

きれいな蝶にまた出会いました

近くの小道を歩いていたら、ゆっくりと飛ぶきれいな蝶にまた出会いました。1カ月に数回は見かけるのですが、道ばたの花にとまったところに近づいてカメラに収めることができるのはめったにありません。同じ花にとまったまま、ゆっくりと羽を閉じたり開いたりしていました。


同じ小道でアゲハ蝶をよく見かけるのですが、見慣れたアゲハもカラスアゲハもみんなさっさと飛んでいってしまうので、こんな風にじっくり眺めることはできません。昨年見かけたときに小学生の息子の図鑑で調べたら、確かツマグロヒョウモンという名前でした。


雄か雌かで模様が違い、きょう見たのは羽に白い筋が入ったカラフルな方。それが雄か雌かはうろ覚えだったので、もう一度図鑑を見たら、雌だと分かりました。動物界で模様が派手なのは雄だという固定観念とは違うのだと昨年覚えたはずでしたが、実は7:3できょう見かけたのは雄だと思っていました。やはり固定観念はなかなか消えないものです。

スミレが咲いていました

いつものように近所の小道を歩いていると、かわいい紫色の花を見つけました。よく見かけていたのですが、これまで名前を知らないまま、ほかの名前を知らない小さな花たちとひとまとめにしてながめていました。


先日、あきる野の里山を歩いたときに、野草に詳しい方がいて、道ばたの斜面に群生している紫色の花を指して、スミレだと教えてくれました。そのことがあったので、近所の小道で小さな紫色の花を見たとき、自然とその前で足が止まりました。


昔は「すみれ」という女の子もけっこういたように、身近な花だったはずですが、どんな姿をしているのか知らないまま過ごしてきた自分に気付いて、ちょっと驚きました。春になって、小道にはたくさんの花が咲いています。ほかにも知っているようで知らない、そんな花があるかもしれないと思うと、歩く足取りがまたゆっくりになってしまいます。