dadanosukeのブログ

季節の覚書

タンポポ続編




先日道ばたで見つけた、桜の花びらをまとった元気なタンポポ。数日後に同じ辺りを通りかかったら少し彩りが増していたので、また少し足を止めて眺めてみました。

黄、白、緑、青(紫?)と、気持ちが明るくなるような色がたくさん、違和感なく並んでいました。土と水と空気と太陽の光でできた色なわけで、自然の力と繊細さを感じます。

遅咲きの八重桜は見かけますが、桜の季節はほぼ終わり。ちまたでは色とりどりの小さな花が目立つようになりました。春は一歩一歩進んでいきます。


タンポポが目立ってきました



  このところの寒さで桜が葉桜になりきらずにいる間に、足元ではタンポポの黄色い花が目立ってきました。先日、桜の花びらがぱらぱらと落ちている小道を歩いていたら、元気そうなタンポポを見つけました。向こうから視界に飛び込んできたような感じでした。


 普段タンポポをじっくりながめることはあまりないのですが、広げた葉っぱの上に桜の花びらが乗り、黄色い花とのコントラストもきれいで、しばらくしゃがんで見ていました。少しいい気分にさせてくれたタンポポを見たあとで、街中を歩いてみると、タンポポの花は歩道や公園など、いたるところに咲いていました。


 草花に詳しい人に聞いたところでは、街中で見かけるのはほとんどが外来種の西洋タンポポなんだそうです。いつか在来種の日本タンポポと桜の共演を見てみたいと思いますが、街中を歩いているだけでは、そういう機会に出会えそうにありません。



近所で見つけた桜の「ひこばえ」

 先日、近所の小さな公園で、桜の根元の近くで咲いている桜の花を見つけました。太い幹から生えてきた短い枝のすぐ先で咲いているので、最初はちょっと変な感じがしましたが、しばらく見ていると、髪飾りのように見えてきて、かわいなと思うようになりました。


 根元の近くから生える若い枝は「ひこばえ」といって、桜だけではないそうです。確かにいろんな木の根元をよく見るようにすると、ほそい枝が生えていたり、花が咲いていたりするのに気づきます。


 あまり根元にたくさん生えると、上の方の枝に養分がいかなくなるので、根元の枝は切って手入れをするのが良いそうです。ひこばえを見つけた桜の木は、上の方の枝も元気に咲いていました。大きく広げた枝の上で咲き乱れる桜も、根元でひっそり咲いているひこばえの桜も、それぞれの味わいがあるものです。